今までは、ブレーキを掛けるとみなが振り向く、
大型トラック級の鳴きを見せていた、我がボルティ。
もう、病気です。避けられん病気ですね。
自分ではipodを爆音で聴いて分からないようにしていたのですが、あまりの大きさに恥ずかしくなり、簡単にオーバーホール的なことをやってみました。
少し前にブレーキフルードを購入したので、フルードの交換も一緒に。
事前にホームセンターで、内径6mmの耐油ホースを購入。想像でしか長さが分からなかったので30cmと50cmを、測り売りだったので1mでも200円しないくらいです。
サービスマニュアルとHP上でやり方などはなにも見なくても出来るくらい頭に叩き込んでおきました。
マスターシリンダーカップのフタを外して洗います。これは水洗いして乾燥しただけ。
ハイ。中は当然真っ黒です(TдT)
いつから替えていないんだろう・・・
これまた100均で買ったスポイトで吸いまくり。習字用だったのでしょぼいです。
バルブを緩め、ビニールホースを突っ込んでフルードを出します。ブレーキレバーをニギニギしてあげます。待っているとオイルがジワジワと・・・
ニギニギして出きったようなら、フルードを補給。ウェスを巻かないと、こぼれたときに付きます。センタースタンドが無いので、思わずハンドルを動かしてフルードをこぼすこと数度・・o(-
-;*)
エア抜きをします。ブレーキをいっぱいに握って、一瞬ブリーダバルブを緩めると空気が出ます。数回繰り返して空気が出なくなったら完了です。
キャリパーのOHは、ブレーキパッドのピンが固着していたので、先日やろうとしても出来ませんでした。
キャリパーを外そうとしても、ローターに引っかかって外れないくらい引きずってます。
今回はクレ556を吹き付けて1時間程度放置していたところ、簡単に取れました。
パッドを外してピストンを少し出してやると・・・
ハイ。
固まりました。
戻りません(-o-;
SBSでブレーキパッド交換をしてからも、ブレーキ引きずってたんで分かってはいたんですが。
そこで再度ホームセンターへ行き、Cクランプ購入。
鬼のように汚れてたので、マイナスドライバーやらブレーキクリーナーやらで少しだけきれいにしてあげました。
クランプにテープを巻いて保護してやり締めてやると、何とかピストンが戻りました。数度シリコングリスを付けて入れたり出したりしちょっとだけスムーズに動くようになりました。
引っ込んだところです。
ブレーキパッドの相性も、鳴きに関係するようですので、先日購入した激安のパッドに交換。NTB製「SZ329」という、ヤフオクにて送料込み1,700円のもの。一般的なものだと4,000円前後です。
鳴き防止のため、角を削って面取りしてグリスを塗って貼り付けました。ホントは鳴き防止剤購入したかったのですが、店まで遠くて・・・
後は組み付けて完成です。
当然、ブレーキレバーはスカスカなので、何度もニギニギしてあげました。圧力が戻ったところで近所を走ったところ、速度が出ていないだけかもしれないけれど、鳴きは消えました。
SBSへ出したらパッド交換+ちょっと清掃で8000円近く掛かったことを考えると、時間が少々かかるものの簡単な作業でした。
命を預ける部品なので、慎重に。そして大胆に("▽"*)
だって前の人が整備してないから汚いし、固いんだもん・・・
ちなみに10kmほど走ったんですが、全く鳴かなくなりました。
SBSでは何をやっていたんだろうと思うくらい鳴かず、効きもよくなりました。
確かに交換した、前についていたパッドみたら鳴き止めらしきものは塗られてなかったしなぁ・・・
ブレーキフルード?それも本来は超薄い緑茶くらいの色しかないはずが、真っ黒だったしね。
パッドの感触は、まだ慣れていないかも知れないのでなんともいえませんが、いままで付いていたべスラのものに比べると若干ソフトな感じですが、問題無く効きます。何より、前回は交換直後から多少の鳴きがあったが、今回はまだ鳴きません。
パッド表面を触った感じでは、べスラのものは山にある石、NTBのものは川原の石って感じ。よく解らないけど、ヤスリで磨いても多少ざらつくかざらつかないかという差はあります。
病気は治ったのかな?
2006/11/17追記
その後150kmほど走りましたが、鳴きません。
やはりシリコングリスのおかげでしょうか。